ガット弦はスチール弦に比べて、チューニングが不安定です。
特に湿度の影響も受けやすいです。
一般的に、プレーンガットは湿度が高いと弦が膨張して緩み音程が下がります。
金属巻きのガット弦は、膨張するガットを金属が押さえつけるので弦の張りが強くなり、音程が上がります。
平気で半音以上チューニングが変わります…。
ですので湿度の高い雨の日にチューニングし、翌日晴れて湿度が低くなった場合、弦の張力が増して、切れてしまうこともあります。
梅雨時は、特に注意が必要ですね。
(2021年6月24日記)